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ツーリング

飯田へツーリング、そして青崩峠。

9月29日(水)

ストレス解消のためツーリング。一日の走行距離記録(7月に浜松へ行ったときの240km)に挑戦!

まず、家を朝8時に出発し、R153号を飯田まで北上。途中、治部坂峠(長野県平谷村)手前でガス欠になり、峠を登りきった後エンジンを止め浪合村の中心部まで下っていったというハプニングもあった(運良くずーっと下り)が、正午過ぎに無事飯田到着(ここまで120km)。食事の後、「三遠南信道」の表示に誘われて喬木村へ。矢筈トンネルの入口からさらに山を登る(トンネルは無料開放されているとはいえ、あくまで高速道路なので原付は通れない)。「崩落注意」の看板(「落石注意」ではないところがミソ)と、しばしば見かける握り拳大の落石、あまり整備されていないガードレールにおびえながら、何とか峠を越える。トンネル開通前は、飯田と秋葉街道(R152号。後ほど紹介)を結ぶ重要ルートだったのだ。何せ、本来の街道は車が通れないのだから(R256号、かつてのR152号の不通区間として有名。分からない人は道路地図を見てみよう。国道が途中でとぎれているはず)。

峠を越えた先は、上村という小さな村。R152号は最近、浜松〜上村〜飯田というルートから、浜松〜上村〜高遠〜上田という、上村からまっすぐ北上するルートに変更された。そして、この上村と北隣の大桑村に、地蔵峠という不通区間が存在する。迂回路はあるにはあるのだが、かなりの悪路らしい。・・・ということで、R152号を地蔵峠に向け、行けるところまで行ってみることに。何故か公園の工事をしてた。そして、さらに奥にはいると、「工事区域につき関係者以外立入禁止」。断念。

気を取り直して、R152号を南下する。R152号は、この地区では一部整備されて走りやすいものの、基本的にすれ違うのがやっとというほどの狭い道。当然センターラインはない。三遠南信道(R474号)の全通を願うのも無理はない。

午後3時頃、南信濃村へ。ここから先、静岡県との県境に、不通区間として名高い青崩(あおくずれ)峠がある。この青崩というおよそ道路につけるべきでない地名の由来は、この辺りの土が粘土質で青みがかっており、それがさらさらと崩れていくからだそうな。地図を見るたびに「ここはどうなっているのだろう?」と首を傾げていたこの峠、いざ行かん。・・・で行ってみたものの、先日の台風の影響もあって、ちょこちょこ崖崩れ。さらに奥に進むと、「ここは治山道路なので関係車両以外の通行はご遠慮ください。」という旨の看板が登場。さらに進むと・・・治山工事してた。この先道路はなさそう。途中に青崩峠へ行く自然歩道みたいな入口があったから、それが国道かな。

少し戻って、迂回路である兵越(ひょうごえ)林道へ。こちらもすれ違いが出来ないほどの細い道。兵越峠には茶店があり(開いていたかはよく分からなかった)、「綱引きで国境を決めた」という伝説の残る地。ここから静岡県水窪町。途中、本来のR152に通じる草木トンネルが開通しているが、こちらも一応高速道路なので通れない。というわけで、水窪町の中心部まで行ってから、R152を青崩峠へ向かい直すことに。道は長野県側と違って、一応片側1車線はある。草木トンネル入口から青崩峠まではそれほど距離はないが、2速では上れないほど急な坂。途中に青崩峠への入口を示す柱が立っていた。ここからはやはり自然歩道みたいなので、ここで引き返す。

この時点で午後5時。走行距離240km。もうすぐ日没。夜の山道は怖いので(今まで走ってきて道路状況が分かっているだけに)、設楽経由で行けば距離は短くなるかも知れないが、あえてR152を少なくとも天竜まで南下することにした。佐久間町から先は片側1車線が確保され、山道ではあるがカーブはさほどきつくない快適な道になる。信号もないので、エンジン全開。何と45分で40km走る(平均時速53.3km/h)という暴挙を行う(尻が痛かった)。おかげで午後6時10分に天竜市街へ。その後、浜北からR362号に入り、浜名湖の北側を走り、本坂トンネルを抜け、豊川市内で給油し、国一をトラックに混じって走り、岡崎からはいつものルートで、午後8時40分、家に到着。総走行距離370kmはもちろん過去最高。