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PART.3 敗者復活・抽選&一問一答クイズ
 
「今までの6問はいったい何だったんだ!時間を返してくれえ!」

 時計は12時を少し回った。先ほどから降り続いていた雨が、少し強くなってきた。大会が始まって1時間半。この時間がパーになってしまった。仕方なく(?)、5県とも敗者復活戦をするのだが・・・

「僕、そろそろ準決勝の準備にいかなくちゃならないんだけど・・・」

 もちろん高校生からはブーイング。そこに突然、聞き覚えのある声が。

「困ったときは、私に、お任せください〜」

 舞台上に登場したのは、去年皆の期待を裏切って登場(PART.1参照。私も裏切られた一人です)した“ローカルスター”板谷学アナ(中京テレビ)である。

 ここで、クイズの形式を述べておくことにするが、去年、全滅県で行われた形式と全く同じである。各県ごとに、受付時に渡した抽選カードを使って抽選。選ばれたチームは一問一答のクイズに答える。正解すれば準決勝進出、間違えれば即失格。準決勝進出チーム数は4校である。この形式、中部大会では初登場である。

 この形式、まず抽選に選ばれなければ仕方がない。その確率は、最も参加者が少ない長野県でも4%、愛知県では0.5%しかない。また、一問一答クイズの難度にばらつきがある。例えばこんな具合。



問題。労働を意味する言葉。「トラバーユ」は、何語?

問題。日本語で、すべて濁音になるのは、カ行、サ行、タ行と何行?

問題。(歌)夏がくれば思い出す〜、「夏の思い出」で歌われている花は?

問題。ブラックビスケッツとポケットビスケッツ。CDデビューしたのはどっちが先?

問題。日本語の「ばびぶべぼ」は濁音。では、「ぱぴぷぺぽ」は?


 以上の5問はいずれも愛知県で使われたものである。これを見ると、最初の問題だけやたら難しい。自分で問題(番号)を選ぶのだから公平ではあるが、負けた側にとっては腑に落ちない。

 かといって、簡単な問題に当たれば勝ち抜けか、というと、そうでもない。実は、結果は以下のようになった。

 1問目→正解(フランス語)。さすが時習館高校。
 2問目→正解(ハ行)
 3問目→不正解(正解は水芭蕉)。「尾瀬ぇ?」それは地名じゃぁ!
 4問目→正解(ポケットビスケッツ)
 5問目→正解 (半濁音)

 全く嘆かわしい。バカ丸出しではないか、これでは。

 敗者復活戦のほうは、愛知、岐阜、長野、三重、静岡の順で行われた。ただ、長野に移る前に「愛知県が1チーム辞退しましたので、もう1チーム復活させます」ということで、都合2回の復活チャンスが愛知県に与えられた(?)。


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