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2000年07月19日(水) [長年日記]

今日から2000円札が発行される。新しもの好き(正確には、目新しき物好き)の私は、チャットで予告したとおり2000円札を手に入れるため、まずは名大前郵便局へ。張り紙「2000円札は24日(月)午後より取り扱います」。ふーん、やっぱり末端まで行き渡るのには時間かかるんだ。本山の東海銀行へ。また張り紙「2000円札は21日(金)より取り扱います」。出張所だからか、それとも栄や名駅まで行かないと手に入らないのか。さくら銀行本山支店へ。張り紙を探したが、なさそう。行員に聞いてみたらあるそうだ。わぁい。早速両替、というより「購入」という感じがする。A−A券(番号がA123456Aのようになっている紙幣のこと。つまり最初の100万枚)ではなかった。サークルで見せびらかす。私の行動は読まれていたようだ。希望者に2000円で「売却」。こうして新紙幣は普及していく。

こうして、小渕さんの安易な発想の結果生まれた2000円札は流通を開始した。手にした感想は「芸が細かい」と言うこと。従来の透かし、小さな文字などに加え、凸凹、ホログラムや、斜めにすると色が変わったり文字が浮き出てきたり。およそ偽造対策となるものはすべて施した、という感じ。それゆえ、同時期にデザインを変更して統一イメージがある1000円・5000円・10000円札とは浮いてしまう。紙幣の端に付けられている点字(2000円札では縦に並んだ3つの○のこと)も「に」で、金額順に並べると妙なことになっている。そもそも2000円という額面の設定からして日本では浮いている。近いうちに1000円札が硬貨に変わるのではないだろうか。

現在のところ、自販機で使えない、ATMで使えないなど、使い勝手が悪いようだ。そのため、嫌われ者になってしまっている感がある。両替した2000円札は「見せびらかす」という当初の目的を達成してしまったので、1000円札や5000円札とともに財布に紛れている。


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