すべてがネタになる

昨日行ってきた某社のエントリーシートを前に、悩んでます。というのも、文系並みの文章量を書かなくてはなりません。それも自分のことについて（自己アピールなのだから当然か）。

まずは、書きかけの文章があり、その続きを書けというものです。うんうん唸っていても仕方ないので、この場で考えてみることにします。

1.子供の頃の私の育てられ方は、覚えてません（汗）。うーん、自由奔放というか、手のかからない子だったらしいから・・・・・・。

2.子供の頃の私は、「じいちゃんの自慢の孫」だったそうです。そんなこと訊いてるんじゃないか。誰かと外で遊ぶより、一人で家の中で遊んでる人でした。だから友達も少なかったし、運動は今でも苦手です。

3.グループの中での私の立場は、どんななんですか？私が教えてもらいたいです。でも、自分が動いちゃうからリーダーには不向きかと。

4.私の人生で一番失敗したことは、・・・・・・実はピンと来なかったりします。ここまで浪人することなく、ストレートで大学院生になって、大きく挫折した経験もありません（マンデー談）。そりゃセンター試験の英語が全国平均を下回ったなどの失敗はありますが、結果オーライだったこともあり、大して失敗だと思っていません。なんか自慢に聞こえかねないな。失敗を失敗と思っていないだけかもしれませんが・・・・・・。

5.私の成功体験は、・・・・・・上と同じで、やはりピンと来なかったり。成功を成功と思っていない・・・・・・のかな。好き勝手にやっていたら評価がついてきた、ようなもんです。強いて挙げれば、大学入試の後期抜け、かな。

6.私の好きなタイプの人は、ノリのいい人。そう、すべてはノリです。勢いです。

7.私の苦手なタイプの人は、白けている人。せっかくの熱意が冷めてしまうので、大変不愉快です。

8.友人から見た私は、「マメ」「几帳面」。最近、研究室の後輩にそう言われました。そうかしらん。マメで几帳面だったら、もっと研究をこつこつと進められると思いますが。他人から見る自分像は、自分が思っている自分像と乖離している部分がたくさんあります（昨日もそんな話をした）。

9.現在、私を不安にするのは、自分の進む方向が見えないこと。そんなことエントリーシートに書いていいのかしらん。

10.私が人より勝っているのは、なんだろう。何もないような気がします。一応、３ヶ月前に何とかひねり出した「適応力」を挙げておきます。新しい機械を使いこなすのが早い、とか、場になじむのが早い（きっかけさえ掴めれば）、とか。

11.私が自分について変えていきたいのは、「嫌なことから逃げ回ること」「ぎりぎりにならないと動かない性格」。何度辛酸を舐めたことか。

12.もう一度生まれ変わるとしたら私は、３年前なら「また自分に」と言えたけど、今は言えません。でも、自分は自分以外にないわけで、他の何かになれるわけではないのだから、少なくとも私にとっては愚問です。でも書かなきゃいけない。どうしよう。う〜ん、そうだな、もっとかっこよくなりたい。なんだそりゃ。

13.私が熱中するのは、時刻表を片手に旅程を立て・・・・・・とはあまり書きたくないなぁ。野球観戦にしておこうかな。

14.私の野心は、ＪＲ全線完乗。原付全都道府県制覇。まるっきり趣味だ。ここで訊いているのはそんな目先のことじゃなくて、もっと長期的な視点だと思うのだけど、そんな（夢とほぼ同義の）野心は持ち合わせていません。

15.私が大切にしているのは、人とのつながり。絶交は辛いです。以前某氏に「一番大切なものは何ですか？」と訊かれました。そのときは答えに窮しましたが、鬱を経験して、いろんな方々から心配されて、また今までの自分を振り返って、こんな答えが出てきました。ただ、“一番”大切なものはまだ見つかっていません（激哀）。募集中。

16.私の発想は、奇想天外。去年も某所でそんなことを書いた気が、でもってこそっと電波に乗った気がします。でも、本当に奇想天外なのか自信はありません。ある事柄を２つ以上の切り口で見てみようと心がけてはいますが。たとえばトーストを半分に切るとき、厚さを半分にしてみたり。

このほかに、「私の人生の夢・ビジョンは何か。その実現に近づくために今までどんなことをしてきたか、今後何をしていきたいのか」を500字以上（！）で書かなくてはなりません。夢なんかないのに、ビジョンが描けなくて悩んでいるのに、500字も書けません。ここでウソ八百書き並べておくと、本当にそれが自分の進む方向になってしまいそうです。

自分のことは自分が一番よくわかっているかもしれませんが、自分のことがすべてわかっているわけではないと思います。自分を見失うことも間々あります。もしよろしければ、私はどんな人間（に見える）か、聞かせてください。