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2009年08月31日(月) [長年日記]
■ たたかいすんでひがくれて
新進党以来15年かけて二大政党制が実現しました。
4年前もそうですが、選挙の結果をどう思うかは人それぞれ。ついにやったと思う人もいれば、日本はもう終わりだと思う人もいる。自分がどう思うかは、ここでは書かないことにします。
それでも、「こういう視点もあるんだ」ということは書いていこうと思います。
■ 直接対決の件
自民vs民主の対決になったところは、多くで民主が勝っている。
ところが、野党共闘で民主の看板をかけなかったところでは、自民の勝ちが目立つ。
例えば、旧居住地の富山3区。
橘・前高岡市長(自民)が、相本さん(野党共闘の無所属、前KNBの名物アナウンサー)に勝ち。元自民(無所属立候補)の県議・柴田さんとの三つどもえ、実質自民分裂になっているにもかかわらず。
綿貫票はどこに流れたのだろう。
■ 郵政民営化の件
地方にいる身として、個人的には反対です。途方、特に小さな集落の衰退に拍車をかけるからです。
でも、民営化してよかったことはあるのか。特に、「郵便局から税金を取れるようになった」ことには、あまりスポットを当てられていません。
今は政府(財務大臣)が100%株式を持っているので税収は発生しませんが。
■ 高速道路無料化の件
個人的には反対。車だけの優遇はアンバランス。
でも細かなところを見ると、高速を無料化してもいいんじゃないかと思うところはある。
例えば、地方では「高速はガラガラ、でも下道は混んでいるためにバイパス建設の計画がある」というところがある。また、深夜に大型トラックが行き交う幹線国道がある。そういった交通を(無料化によって)高速にシフトさせれば、重複投資もなくなるし、いいことばかりだと思う。
これ以上の需要の喚起はいらない。
高速無料化をするならガソリンを200円に、あるいは自動車税をドーンと増やして、トータルのランニングコストを今と同等にするべき。
と思ったが、これは一方で車しか交通手段のない地方をさらに追い込む策になる。うーん、これでは使えない。
■ 財源の件
少なくとも角栄以来、自民党は地方の味方だった。都会から集めた金を地方に再分配していた。
それが小泉になって、都会の味方をするようになったので、地方の支持を失った。
小泉が総理を辞めて、次3代の方針がはっきりしなかったために、都会の支持も失った。
結果、4年かけて小泉が「自民党をぶっ壊した」。
選挙直後のインタビューを聞く限り、再建しようとしているのは古き良き?自民党だ。
■ 新首相の件
鳩山、嫌いなんだよね。何考えてるかわからない。
失言は麻生よりも森よりも多い。総理になれば必ず叩かれる。
今もっともカリスマのある政治家は小沢だと思う。自民党含めても。西松の一件でおろされたのが残念。
■ 政治家とは?
ある人が「Aがほしい」と主張する。
また、ある人は「Bがほしい」と主張する。
すると、国民全体の意見は「AもBもほしい」というわがままちゃんになってしまう。
これをうまいこと納得させる妙案を提示し実行するのが政治家の役目なんじゃないか、と思う。
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