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2003年06月22日(日) [長年日記]
かつて、探偵!ナイトスクープで「全国アホバカ分布図」を作ったことがありました。その成果は「全国アホ・バカ分布考」という本にまとめられ(文庫本になっているとは知らなんだ)、柳田國男の「方言周圏論」を裏付ける成果が得られました。
今でこそ関東で「アホ」と言っても通用しますが、関西に於いては、「アホ」は軽いツッコミだったり親しみを込めたりする極日常的な言葉だと思います。それを、関西人が敢えて「バカ」と言うと侮蔑の意味が込められ、相手をとても傷つけるような気がします。
ただ私は生まれも育ちも三河國な自称エセ外様関西人なので、本当かどうかはネイティヴに確かめてもらわないとわかりません。
さて、「バカ」という言葉には、「頭が悪い」「愚か」という意味の他に、「とても」を意味する接頭語(例えば「バカウケ」「ばかうま」「バカ正直」。遠州の方言らしい)、それから「とことんやる人」という意味があり(例えば「野球バカ」「釣りバカ」「どうでしょうバカ」とか)、おそらくこちらの意味では全国で用いられていると思います。
長い前置きはこれまで。私とハムたろを氏の2人の「どうでしょうバカ」が、鶴舞にある喫茶店「カフェレスト・ラディッシュ」へ行きました。ここ、ディレクターの実家なのです。名古屋に住むバカが、名古屋にある“聖地”に行かないわけにはいくまい。
ということで、モーニングを狙って午前9時に鶴舞駅集合。徒歩数分で店の前へ。しかし、今日は日曜日。本日休業。うーるうる。
仕方ないので鶴舞駅構内のパン屋さん(イートイン可能)で朝食を摂り、ハムたろを氏と解散しました。また、リベンジします。
その後、鶴舞中央図書館に寄りました。開館直前だったので、読書室の席取りのための長い行列ができていました。
図書館では、教科書の展示会が行われていました(7月5日(土)まで)。こういうのには非常に興味を覚えます。
最初に手にしたのはもちろん地理の教科書ですが、次に手にしたのは現代文でした。高校時代は現代文は思いっきり睡眠の時間だったのに。このあたり、「自分が変わったな」という気がします。
いくつかの出版社の本を手にとって、目次を眺めてみました。中島敦の「山月記」と宮沢賢治の「永訣の朝」が多くの社で採用されていました。お上から推薦リストなどという物が出ていたりするのでしょうか。
一応専門なので、物理や化学の教科書もめくっておきました。いつの間に科目名が「○○IB」から「○○I」に変わったのでしょう。
その他、滅多に見ることができないであろう「総合理科」「地学」「工芸」「書道」や、商業高校や工業高校向けの教科書も展示してありました。これだけあれば問題が山のように作れそうです。
そこまではよかった。また、鬱モードになってきてしまいました。
図書館の目の前から発車する市バス「高速1系統」に、ふらふらと乗ってしまいます。前々から気になっていたバスではありますが、さながら意志を持った夢遊病状態。もちろん、ただ一往復しただけで帰ってきました。
それから、割といきつけのラーメン屋に行ったのですが、店に入るなり店主に「疲れてますね」と声かけられてしまいました。歩き方がそう見えたそうです。
疲れたので、帰って、布団にくるまっていました。薄手の掛け布団になった今は、抱き枕が必須アイテムと化している気がします。そのまま、いつの間にか眠っていました。
実家に帰りました。やっぱり落ち着きますが、気に障ることもいくつか。就職活動の現状を話したら、「院卒でも難しいのか」と残念がっていました。やっぱり、鬱のことは、話せないです。
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