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※意見には個人差があります。(c)さだまさし

※つっこみ機能は終了しました。


2003年06月20日(金) [長年日記]

中間発表も終わったので、就職活動を再開します。

12日(木)に書いたとおり某電機は一次で蹴られてしまったので、9月まで選考を行っているらしい某電工を受けることにしました。ところが、電話で問い合わせたところ9月の選考は海外の大学からの人を主に対象にしており、国内からについてはすでに終了したとのこと。

なんかもう、「行きたいところを受ける」のではなく、「行けるところを受ける」になってます。

幸い(?)某電工の子会社がまだ採用試験を行っていたので、そちらを受けることにしました。そのために、6月後半にして初めて、推薦状を取りました。ありえへん。推薦状の発行(=本格的な就職活動)は2月から始まっているのに。

化学系では、就職活動の最盛期は2〜4月です。そんな大事な時期に、いや、大事な時期だったからこそ、鬱の真っ只中でした。

まぁ、その状況に追い込まれないとわからなかった自分が原因なので、自業自得です。今更どうのこうの言っても、事態が変わる訳じゃありません。

いっそ、もう今年度は諦めて、来年仕切り直しをしよう、と思ったりします。そのほうが、納得のいく活動ができるような気がします。

そのためには、卒業しない、という選択肢を選ばなければなりません。多くの企業が採用を新卒者に限っているからです。どうして新卒に限るのか、理由がわかりません。新卒と既卒の何が違うというのでしょう。

新卒限定という条件の他に年齢制限もあって、院卒の場合は「1977年4月2日以降に生まれた者」としている企業が多いです。つまり、2年までは回り道していても問題ない、ということです。でも、卒業してから回り道したっていいと思います。

と、世の不条理に物を申したところで、会社の採用条件に従うほかないんです。

今は公務員試験のシーズンです。あさって22日には地方上級(愛知県や名古屋市など)の、29日には国家II種の一次試験があるそうです。

“あるそうです”なんて言ってるところからもわかるとおり、私は公務員試験は受けません。理由は、新卒と既卒の区別がされないから、です。

民間へは今しか行けないけれど、公務員は外へ出てからでも受けられる。だから、最後のカードとして取っておきたいのです。

それで。

自分は結局のところ、何をしたいのか。

・・・・・・わかんないです。

ごめんなさい。いろいろ心配かけて、助けてもらって、この結論で。

ただ、鬱どん底の頃は、現状から逃げることばかり考えてました。研究職ではやっていけない、と思ってました。でも今は、研究の楽しさを見つけました。博士課程に進む気はないけれど、少なくとも、この分野でそれなりにやっていけるんじゃないか、と思うようになりました。

将来の夢があって、夢に向かって進んでいる人を、うらやましく思います。漠然とした夢を目標に変え、具体的に叶えていくためには、かなりのエネルギーを必要とするでしょう。けど、それだけのエネルギーを出せるだけの、挫けそうなときに前を向いていられる、“心の支え”があるのだろうと思います。推測ですが。

私の場合、ここまで、厳密には大学に入るまでは、その場その場で自分の興味の赴くままに進路を決めていました。化学が好きで、それなりに成績も良かったから(それにボーダーも低かったから)、化学系の学科を選んだわけで。もっとも大学院に進んだのは惰性で、将来のことなんか何も考えちゃいませんでした。それが今になって、こういった形で、ツケとして回ってきているのだと思ってます。

この先何十年の時間のうち約1/3、場合によっては半分以上の時間を占める「仕事」だから、大切に選びたいです。

つけたし。(6/24)

たぶん就職活動は終盤なんでしょう。古巣の研究室の面々は、全員決まったそうです。サークルの同期の面々も、何人かは決まったそうです。まだ誰も決まっていないのは、うちの研究室だけらしいです。

今も特に志望はありません。エントリーシートの「志望動機」の欄で頭を悩ませます。

ただ、せっかく今までこれだけの研究(+いろいろ)をしてきたのだから、それを捨てるのはもったいないのではないか、ということで、今の専攻に近い企業を選んで、就職活動しています。数ヶ月前は「捨ててもいい」と思っていたけれど。

上に書いたことと矛盾している気がします。

自分の場合、今後数十年の長期計画を立てたとしても、どうせどこかで予定変更しちゃうのです。高々数日の旅行計画ですら、旅行中に変わってしまうのですから。

だから、その時々で、やりたいことをやれば、ええんちゃうかなぁ、と思ってきました。


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