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2023|03|
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2003年03月30日(日) [長年日記]
♪「世界に一つだけの花」、いい曲です。聞いてるだけで泣けてきます。中島みゆきならともかくSMAPの曲で大の大人(という表現に自分がふさわしいかはともかく)が泣けてくるなんて恥ずかしいのですが、世間一般で泣けるらしいので取り上げちゃいます。
「ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン」。泣けるのはここでしょう。以前「たけしの誰でもピカソ」で取り上げていた盲目のテノール歌手・新垣勉さんも「ナンバーワンではなくオンリーワンを生きる」とおっしゃっていました。自分としては後者を先に知ったので「ええこと言うなぁ」と思ってました。人生で表現するよりメロディで表現したほうがうるうる度が高いとはいかがなものか、とは思いますが。
けど、自分に関して言えば、ナンバーワンになろうなんてはなから思っちゃいないわけです。
今やっている(やろうとする)研究は、少なくともうちの研究室内では他の誰もやっていないことです。競争であるはずの入試だって、他と争うと言うより自分との闘いであるという認識でした。就職活動も、他の志願者と比較してどうのというより、自分はこんな人間です、どうですか、お呼びでないですか、こりゃまた失礼しましたっと、という考えでやってます。曲が流行る以前から、私はどっちかというと「それについては任せなさい」という職人タイプだった気がします。
じゃあ、なぜ泣けるのか。
きっと、自分の存在を認めてもらいたがっているから、だと思います。淋しいんですよ。
だからこの曲は、私にとっては就職活動応援歌ではありません。むしろ人生の応援歌、いや、心の拠り所。
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