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2003年08月13日(水) [長年日記]

7時ごろ目が覚める。二度寝。8時半ごろ活動開始。

高松駅のさぬきうどん屋で朝ごはん。値段も高いし、いまいち。駅前のうどん屋のほうがいい。

9時半発の徳島行き高速バスに乗る。1,600円。特急は高いし、普通列車は時間がかかりすぎてやってられない。

11時過ぎに徳島駅着。中心部らしい方面へうろうろ。昼食、また、うどん。

むろと1号で牟岐線を塗る。海の近くを走るくせに、思いっきり山岳路線。このあたりはもう稲刈りしている。場所によっては二期作や二毛作をしてるとか。

阿佐海岸鉄道は風鈴列車。風でなくレールからの振動で揺れる。

甲浦。線路はぷつんと切れてる。駅舎(待ち合い室)は割と立派だが、駅のまわりに何もない。岸壁(港)まで歩いたが、フェリーも廃止されてしまい、淋しい。ただ、ダイビングができるらしく、何人かそれっぽい人がいた。港から離れた砂浜では海水浴してる人たちがそこそこいた。こんな天気なのに。そういえば、海水浴なんて何年もしてないな。

バスでさらに南下。道がうねっていて、かつ上下に揺さぶられるのに、そんなスピード出したら、酔うっちゅうねん。揺られること1時間。

室戸岬。目の前に山塊があって、両側が海。襟裳岬のように(行ったことないけど)山脈がだんだん沈んでいくのでなく、山脈がぷつりと切れている印象。で、その山の上に灯台と測候所。そりゃ風も強い。

岬の海岸は岩場なので、腰掛けて、ぼーっとしてみる。寝転がってみたが、ごつごつして痛かった。

ふと、目の前に広がっているのが本当に海なのか確かめたくなって、海水を飲みに波打ち際に近寄る。ざぱん。逃げ遅れる。ひざから下、海水をかぶる。懲りずにもう一度同じことをやって、同じ目に遭う。あーあ、靴が磯臭くなる。でも、久しぶりに触った海の水は、しょっぱいけど、やさしい気がした。

今日泊まるユースホステルは、最御崎寺(ほつみさきじ:四国八十八ヶ所の第24番札所)の横にある。で、寺は山の上にあるらしい。寺への道は元々有料道路らしく、ふもとからヘアピンが3つくらい見える。これを登らなきゃいけないらしい。ぎぇっ。距離はたかだか2kmくらいなのだが。よいしょ、よいしょ、と、かけ声を出して登る。汗だくだく。靴はびしょ濡れ。よいしょ、よいしょ。がんばれ、ぼく。

ふもとから15分くらいかけて、やっとYHに到着。宿坊も兼ねているらしい、というか、宿坊がYHになっているらしい。部屋はきれいで、シングルベッド。ちなみに、ふつうYHは二段ベッドか座敷に布団を敷くか、どちらか。あと、高知と大阪のテレビが両方映る。場所を考えたら映ってもおかしくないけれど、大阪の電波がここまで届くとは、なんか意外。

風呂に入り、夕食を食べ、同室の人とちょっとしゃべる。その人が風呂に行ってる間ベッドの上でで寝転がってたら、いつの間にか眠っていたらしい。おかげで、消灯したあと、2時間以上寝つけなかった。でも、薬は飲まなかった。


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