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2001年08月30日(木) [長年日記]

院試3日目

口頭試問、いわば面接は午後からなので、午前中は実家で朝寝坊して、社長出勤。口頭試問とは名ばかりで、実際は結果発表。どこの研究室に配属になったのか教えてくれるのです。(ちなみに、ちゃんとした合格発表も後日ちゃんとあります。)私の心情は、昨日の試験ができた(と自分では思っている)ので一応は楽観モードなのだが、おとといのことを考えるとどうだろう?って気分。さて、どう転ぶのだろう?と思いながら待ちました。

1時半に面接会場の説明がうちの助教授からあった後、面接の順番の早い(=受験番号の若い)人が面接会場の隣の控室へ。この面接会場、うちらが雑誌会とか勉強会で普段使っている会議室で、案内役はうちの助手。さらには面接時間が一人1分程度だというのでそれなりの時間に控室に行ったところ、まだ面接が始まったばかりで、助教授が「お前ら研究室で待っとってもええぞ」というので研究室で待機、緊張感が薄らいでました。それでももうすぐ結果が出るということで、みんなそれなりに緊張していて、それを紛らわそうとしてました。

そして、いよいよ面接の順番が回ってきました。まずは控室に入り、面接が終わった受験生(受験生じゃん!)が「次の方どうぞ」と声をかけるので、廊下に出て順番を待ちます。この時が緊張の最高潮で、かつ俺は研究室の仲間の中では最後なので、とても緊張。助手に「なに緊張しとるの」なんて言われたけど、自分でも大きく構えて緊張を克服するようにしてみたけど、やっぱり緊張するわい。で、前の人が出てきて、いよいよ俺の番。ドアをノックして部屋に入り、受験番号と氏名を告げて椅子に座る。そして言われたのは、「第1希望の松下研究室には、残念ながら不合格となりました。明日、物質制御工学の口頭試問を受けてください」。あー、そうですか。不合格ですか。はぁ〜。まぁ、しゃーないわなぁ。ただ、それをうちの教授を目の前にして言われるのは、痛いなぁ。

それからは、研究室に戻って、もう一人同じ運命になった仲間としゃべったり、助教授の裏話を聞いたり、以前同じ運命にあった先輩方の話を聞いたりしていました。それによると、今年の定員は少子化のために60人に減らしたが、受験者は予想より減って60人だったということ、それによって定員が基本的には各講座4人になったこと、(現在6人いる4年生のうち一人は就職、一人は別講座を第1希望にしていたので)無風区と思われたうちの研究室には、名大内から一人、そして名工大から一人やってくることになって、そのおかげで二人追い出されたこと、普通は他大学から受験するときはあらかじめ挨拶に来るものなのだが、その名工大から受けた人は「まさか受かるとは思わなかった」ということで挨拶には来なかったということ、希望順位の上から順番に見ていくので、途中に物質制御の講座があったらその時点で「向こうに行け」と言われてしまうこと、第2希望の面接は(人生相談が入るので)今やっている研究内容とか聞かれてかなり長いということ、などの情報を得ました。さあ、どうしようか。

夜、院試お疲れ飲み会がありました。でも、とても飲んでる気分にはなれませんでした。飲んでたけど。


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